広めよう日本全国でウッドスタート宣言

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「ウッドスタート」で暮らしに木育を

ウッドスタートとは、日本グッド・トイ委員会が展開している「木育」の行動プランのこと

この活動では、「木」を真ん中に置いた子育て・子育ち環境を整備し、子どもをはじめとする全ての人たちが、木の温もりを感じながら、楽しく豊かに暮らしを送ることができるようにしていく取り組みです。

全国の自治体向けには、生まれた赤ちゃんに地産地消の木製玩具を誕生祝い品としてプレゼントする事業や、子育て環境に地域材をふんだんに取り入れ、木質化・木育化する事業など、計6項目を展開しています。

ウッドスタートを推進する3つの背景
おおさか円卓会議
木育キャラバン

私たちは、2010年より林野庁の木育の事業を受託し、川上と川下をつなぐ「木育円卓会議」や、木と親しむイベント「木育キャラバン」を沖縄、岐阜、青森など20地域以上で実施してきました。さらには、赤ちゃん木育広場セットを全国100ヶ所に配布し、NPO団体やおもちゃコンサルタントと共に赤ちゃんサロンを展開中です。
こうした運動の背景には、三つの理由があります。

ファーストトイこそ地産地消で!
第一に、赤ちゃんが初めて出会うおもちゃ「ファーストトイ」は地産地消であることを推奨しています。世界第2位の森林大国であり、物づくりの匠のレベルが高い日本でありながら、国産の木のおもちゃの自給率は1%を切っているといわれています。感性豊かな乳幼児期に、香り、さわり心地、味わいなど五感に程よい刺激を与える木のおもちゃは最適です。

若いママパパを木のファンに!
第二に、若いママ・パパを木のファンにすることに努めています。地産地消のおもちゃで、我が子と遊ぶことによって、木や森林に親しみを感じるようになり、木を暮らしに取り入れようと関心が高まるようです。学習机の購入や一軒家を建てたりする子育て時期、親たちが木に親近感を持っているかどうかは国産材消費量拡大に向けての大切なポイントとなります。日本人が日本の木を使うということは、日本の文化や技術を継承していくことにも繋がります。

地産地消で木工業の地場を育てる
第三に地場の木工業の活性化を目指します。木工職人たちが、木のおもちゃを作って生業として成り立つ仕組みを作っていきたいのです。全国デビューの機会も東京おもちゃ美術館は積極的に作り、子育て支援といった枠組みだけではなく、地場産業支援にもつながる好循環作用を創り出すことに努めています。
全国各地の地域や民間企業がウッドスタートに取り組むことで、未来を生きる今の子どもたちのために、日本や世界の環境を“より良く”していくことが出来ます。

おもちゃをきっかけに森林"もり"を守る暮らしへ
木育の様子
市民や消費者に呼び掛け、日本の木を利用するうねりをつくり上げて、日本の山や森に社会的変革を起こすひとつの草の根運動は、まさに、里から山へ、川下から川上に向けてのラブコールです!
おもちゃでは、木の消費量からしても大した影響力はないかもしれません。しかし、おもちゃがきっかけとなり、暮らしを変えることはできると考えています。
そして、木とともに日本の木のある暮らしの文化も守っていくことを目指しています。

経歴

1984年 日本グッド・トイ委員会 設立
東京・中野にて「おもちゃ美術館」開館
「グッド・トイ」選考活動スタート
1988年 「おもちゃコンサルタント養成講座」 第1期開講
2001年 病児の遊び支援活動を旧:都立清瀬小児病院にて開始
第1回「おもちゃフォーラム」開催(現「東京おもちゃまつり」)
2003年 東京都よりNPO法人として認証
2006年 支部活動 開始 (東海、関西、九州北部の3支部)
2007年 「おもちゃ美術館」移転に伴い閉館
2008年 「東京おもちゃ美術館」四谷へ移転し開館
2010年 国税庁より認定NPO法人として認証 木育推進事業が始まる
2011年 新宿区にて「ウッドスタート」開始
東日本大震災「遊び支援隊」結成
2012 年 企業で「ウッドスタート」が開始
2013年 全国12区市町村で「ウッドスタート」を展開中

コメント

東京おもちゃ美術館 多田千尋暮らしの中に積極的に木を取り入れ、赤ちゃんをはじめとする全ての人が、木との出会い、ふれあいを大切にする。こうした取り組みを、私たちは「ウッドスタート」と呼んでいます。
木のぬくもり、様々な木の種類によって異なる質感や匂い・色・重さの違い。五感に刺激を与える木のおもちゃ・木製品は、こどもたちには五感に刺激を与え、おとなには癒やしをもたらします。
世界第3位の森林大国であり、ものづくりにおいても匠の技術が溢れている日本。ところが木材の自給率は驚くほど低く、木のおもちゃに限っては1パーセント未満と言われております。
こどもの頃から木に親しむ。この小さなきっかけが、やがて日本の森や林業・林産業を活性化させる大きな一歩につながる。赤ちゃんからはじめる木のある暮らしで、このような「よいサイクル」を生み出し、日本人の暮らしを見つめなおすことが私たちの目的です。